アンパンマン狂想曲
甥っ子が可愛い。もうすぐ2歳になるねーちゃんの子供が可愛い。親族とはいえ、人の子でこれだけ可愛いのだから、自分の子供はどれだけ可愛いのか。爆死だ。抱き上げた時に、ぎゅってされたら、私は爆死するにちがいない。
きゃわわー どーん
そんなことはどーでもいいが、甥っ子はアンパンマンに夢中だ。アンパンマンを見つけたら、あんぱんっ!あんぱんっ!、あんぱんしか見えなくなる。とにかく、あんぱんが神なのだ。何をとるにもアンパンマンが第一にくる。(アンパンマンが神ならば、やなせたかしは何なんだろう)生活の根底にアンパンマンがいる。まさに宗教である。
従順な教徒である甥っ子は、出かけ先でアンパンを見つけるや否や、触らせろ、見させろだの、駄々をこねる。そんなわけで、ねーちゃんはアンパンを見せないように、細心の注意を払って買い物をしなくてはならない。子供にとっての神は、親にとってはただの悪魔でしかない。
アンパンマン教の宣教師として、製菓・日曜品メーカーが一役買っているのがこれまた厄介な問題だ。布教活動に専念してないで、自社の商品力で勝負しろよなって言いたい。 (アンパンマンつければ間違いなく手に入るマーケットって、改めて考えるとえげつねぇ話だ。)
アンパンマン隠しにやっきになるねーちゃんを見て、他人事に思えなくなってきた。外出中の8割は、アンパンマンを子供の視界に入れないことに神経を使っている気がする。政府よ、ヒアリ・マダニに気をとられている場合ではないぞ。まずは、街中にはびこってる忌々しいアンパンマンを最優先に駆除すべきだ。
アンパンマンを既に知ってしまっている子供に対しては、アンパンマンの無力化は不可能だ。あのキャッチーな面白フェイスを一度でもみたらアウトだろう。それであれば、そもそも子供にアンパンマンを認知させない方法が一番いいのではないか?はじめから、アンパンマンを知らなければアンパンマン隠しに必死にならなくてもいいのではないか?
今、書いてて気づいたが、一度でも見せてアウトだったら、結局、アンパンマンを子供の視界に入れないように神経使ってるじゃねーか。
完全敗北
ひとりごと
今日が「アンパンマン」って一番タイピングした日