うちのばあちゃん言ってたよ。煮物できる奴は、料理できる奴って

 

私が家事担当大臣に任命され、早5ヶ月。料理の腕前も少しばかりか上達したように思える。

大学生時代の一人暮らし経験を存分に活かし、男の料理を振る舞っているが、いかんせん男の料理だ。栄養バランスなんぞ全く気にも止めない。火が通っていればそれでいいのだ。

そんな炒め料理大臣である私の最近の流行りは、こともあろうに煮物である。炒めものに飽きたことも大きいが、煮物ができる奴は結構料理ができるという、勝手な思い込みもあり、料理レベルアップに奔走中なのだ。そんなわけで、我が家は連日煮物パーティーが開催される。異論は認めない。なんてたって、家事担当大臣だから。

ひとりごと

味の素が、「筑前煮にさつまいもはオススメ」って言うから入れたんだけど、さつまいも溶けて消えちまった。

 

 

 

 

 

 

 

ベッド、リビングに居座る

嫁が騒いでいる。生まれてくる赤子のスペースが無いとうるさい。何を今更いってるのかわからない。無いものは無い。

今現在、私たちはアパートに住んでおり、間取りは2DK、リビングと寝室、キッチンがそれぞれ6畳くらいずつある。収納スペースは、各部屋に1畳弱あるが、4年も住んでいれば、そんな収納スペースが余っているはずがない。そんな我が家の状況に嫁が物言いをつけた訳だ。嫁から赤ちゃんのお迎え準備について長々と説明を受けたが、ざっくりまとめると、①赤ちゃん用品を置いておく場所の確保をしろ、②赤ちゃん寝る場所をエアコンのある場所にしろ、ということらしい。①のスペース確保は、不要品の整理でなんとかなるが、②が厄介だ。嫁はベッドで赤ちゃんと添い寝がしたいらしく、ベッドをエアコンの無い寝室から、エアコン付きのリビングに移動させろということだ。なおかつ、嫁は妊婦のため頼りにはできないので、私一人で対処する必要がある。父の威厳なんてあったもんじゃない。赤ちゃんのためだからという免罪符を得た嫁に怖いものはないのだ。弱さは強さと同義、弱肉強食が成り立たない世界こそ民主主義だ。(なんの話だ?)

とはいえ、赤ちゃんのためだからねと笑顔の嫁を横目に、一人でヘラクレスばりの苦行に耐えた私を褒めてほしい。

 

ひとりごと

腕、ぱんぱん

 

 

シャイボーイ

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妊娠23週目、性別がついに判明する。

前回、5ヶ月目の検診では、エコーで判別できるはずだったが、大事なところをうまくあぐらで隠していたため、性別がわからなかった。焦らし上手なのだろう、ここぞというタイミングを心得ている。生まれる前から、子供に弄ばれるとは、この先思いやられる。

私は、仕事のため病院には立ち会っていない。性別の報告は、検診が終わった嫁から電話で連絡を受けた。電話越しの嫁は、妙にもったいぶっており、赤ちゃんの性別をなかなか白状しない。嫁も焦らし上手なのだ。かえるの子はかえるだなとくだらない事を考えていると、やっと嫁から、”男の子だってばよ”という報告を受ける。実を言うと嫁はナルトなのだ。

ひと昔前であれば男の子と聞くと、後継が生まれると盛大な夜会が開かれていたであろうが、女の子が生まれてくると確信していた私にとっては、ちょっとした衝撃があった。言葉にするだけの根拠はないが、なぜだか自分の子供をイメージするときは、常に女の子だったからだ。世間でも、子供を想像するとき異性を想像する場合が多いようだ。互いに好きになって結婚したはずであり、自然に、相手に似て生まれて欲しいと願って、異性の子供を想像しているのかもしれない。別に焦らし上手は似なくていいポイント。

今こうやって、自分の子は男、自分の子供は男なんだ!ぞとかみしめながらタイプしていて、やっと、キャッチボールしようかなとか、名前はなにがいいかなとか考えることができている。

 

お腹の中の赤ちゃんが、男の子 or 女の子であるかは、永遠に尽きない話題だ。だれしも、女の子だったらこうしようとか、男の子だったらあれやらせたいとか思いを馳せるが、結局はどっちでもいいのだ。これは暴言ではない。真面目にどっちでもいい。(個人差ある?)どっちでも自分の子だし、可愛いのは当たり前だ。子供の性別を詮索すること自体が一種のお祭り?楽しみ?になっているような気がする。

 

 

嫁が妊婦になってゴロリになった話

 

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嫁が妊娠してゴロリになった。

私が会社から家に帰ると、ソファーの上でごろっとしている。家のことなど何もしないでごろっとしてる。予想以上に何もしない。現在は妊娠6ヶ月だが、妊娠が発覚した当初、嫁から、妊婦さんは悪阻(つわりってこう書くのね。)で何もできなくなるんだよと予備知識を植えつけられていたが、この事態は予想外だ。なにもしねぇじゃねぇか。

ここでこっそり書くが元来の嫁はできる奴なのだ。仕事をやりながらでも、大抵の家事はこなすし、なにより、私のわがままについてきてくれる本田圭祐ばりの尋常じゃない精神力の持ち主なのだ。

そんな嫁でさえ妊娠してゴロリになった。悪阻の恐ろしさったらない。当の本人でさえ、悪阻をなめていたようだ。実際もっとできると思ってたと言っていた。

私からすると、悪阻って、おえーってなる嘔吐のイメージだった。でも嫁から悪阻の症状を教えてもらうと、食べ悪阻、吐き悪阻、眠り悪阻、におい悪阻、唾液悪阻etc.いろいろあって、もう悪夢だってことがわかった。この世の厄災全てを飲み込んだ病だよ。食べて吐いてどうしたいんだよ(笑い事ではない。)

これはゴロリになるのも、仕方がない。考えてみれば、体の中に人がひとり入ってるんだし、体の防衛本能でも働いてるのかね。

 

ひとりごと

嫁がゴロリなら、隣にいる僕ってわくわくさんだよな。

はじめての買い出し

 

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本日、赤ちゃん用品の買い出しに行ってきた。正直な話、まだ妊娠6ヶ月でしょ。まだよくねぇか?っていう気持ちもあったが、嫁は行きたいらしい。お腹が大きくなったら運ぶの大変でしょって、もっともらしい理由を振りかざされ、仕方なくつれていく。

案の定、赤ちゃん用品店の中には、お腹の大きい妊婦さんも結構いて、騙された感は否めない。でも、お腹がそこまで大きくない人もおり、そんなもんなのねと安堵する。

幸いなことに、妊婦用の備品に関しては、ねーちゃんが昔使っていた物を貸してくれるとのことで、今回は赤ちゃんセットを初めて買う。ねーちゃんありがとう。まじでたすかるわ

 

本音をいってしまうと、乳児の服なんて、何ヶ月も着ないんだからなんでもいいよっていう話だが、それを行ったらケンカになることくらいわかっている。ここはグッとこらえて、嫁の選んだおくるみを指差し、それいいねとぎこちない笑顔を返す。(今日ここに来るまで、おくるみの存在すら知らなかった。なにその布?バスタオルでよくねって言ったら、軽くキレられた。)

 

結局、ガーゼタオル、くるみ、肌着、お尻ふきetc. 合計2万円分を購入した。嫁曰く、自分が着るならこの一番安いやつでいいけど着るのは子供だからねと、国産品を買い漁っていた。何よりも子供優先に考える、これが母になるってことなのか。またも意識の違いを見せつけられたではないか。私にも、いいものを着せたいっていう気持ちは十二分にわかる。でもまだ、隣の安いやつに手がのびてしまうさ。いつか、ためらいもなく、こっちの方がいいやつだから、こっち買いなよってキメ顔で言いたい。

 

ひとりごと

嫁の選んだ赤ちゃん用品が、全部アニマル柄。 たーのしー

 

 

 

歯医者破産

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嫁が、切迫早産に怯えている。

なにやら、虫歯が切迫早産のトリガーになるとのことだ。いっておくが、妊娠する前から、歯医者に行けと散々いっていたのに、これは汚れなの!とだだをこねて、全く行くそぶりも見せなかった。今になってそそくさを歯医者に出かける嫁にはかける言葉もない。まあ、虫歯治してこいよ

ちなみに夏休みには、4回通っている。一度にやって貰えとも思うが、(嫁も思ったようだが)妊婦は歯医者の椅子が苦しいでしょっていう、歯医者さんの計らいにより、一回の通院で治療は一箇所とのことだ。僕は内心騙されていると思っている。巧妙に月をまたいでいるし、これは、初診料詐欺だ。今からでもおそくはない。セカンドオピニオンを勧める。 

 

ちなみに今の進捗は、左半分とのこと。どんだけ虫歯あるんだよ。あれだけだけ通って進捗5割とは。子供を産むには、子供以外にもお金がかかるのね。

 ひとりごと

タイトルは、「歯医者破産」と「歯医者さん」を掛けたのは言うまでもない。